2017-01-01から1年間の記事一覧

Touch on Wood. 木に触れる生活 「森の女王、ブナ」

今回は「ブナ」。英名「ビーチ(Beech) 」です。ちなみに浜辺のビーチは「Beach」。ビーチと似た名前で「バーチ(Birch)」がありますが、こちらは「樺(かば)」になります。私はビーチとバーチが混同してしまいがちなため、樺とバーチを「カバーチ」と覚え…

Touch on Wood. 木に触れる生活 「魂の木、タモ」

広葉樹の中でナラと同じく古くから内装材や家具などに使用されてきたものの一つにタモがあります。タモは、モクセイ科トネリコ属。学名の「Fraxinus sieboldiana」は日本でも有名なドイツ人医師シーボルトがつけたと言われています。英名は「Ash:アッシュ」…

Touch on Wood. 木に触れる生活 「森の王様、オーク」

生ハム好きにとって脂がとろけるように美味しいイベリコ豚。スペインのイベリコ半島で育つブタは基本的にイベリコ豚になります。イベリア半島に広がるオークの林で放牧され、ドングリを主体に育ったブタにはハモン・イベリコ・ベジョータの表示が付けられます…

Touch on Wood. 木に触れる生活 「高級感のあるウォールナット」

ウォールナットは、チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられます。 マホガニーのチェスト チークのキャビン 産地は北米東南部、マサチューセッツ州からフロリダ州にかけて多く産出されます。厳しい寒さのもとで時間をかけて生長するため、硬く…

Touch on Wood. 木に触れる生活 「植物としての木」

2014年、新しいブログのテーマは「Touch on Wood. 木に触れる生活」です。私たち生物にとって生きるために欠かせないものの一つに、空気があります。私たちが酸素を吸って二酸化炭素を出す。植物は光エネルギーを使って水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を…

リビングの主役、ソファの選び方 「MERITALIA(メリタリア)」

ソファの選び方をご案内しましたので、折角ですからRHINO creation(ライノクリエイション)がお勧めするソファをご紹介しましょう。先ずは「MERITALIA(メリタリア)」です。 MERITALIAは創業1987年のとても若い会社です。個性的なソファを発表し続けるMERITALI…

リビングの主役、ソファの選び方 「色には人を癒し、元気付けるパワーがある!」

リビングルームの中で壁と床に次いで大きな面積を占めるのは、カーテンとラグ。その次がソファです。当然視界に入るソファの色から受ける印象は小さいものではありません。だから色にはこだわって欲しいと思います。日本で売れているソファの色は、オフホワ…

リビングの主役、ソファの選び方 「素材選びはライフスタイルを反映している」

ソファの張り地は大きく分けて、革とファブリックの2つになります。革には革の良さがあり、ファブリックにはファブリックの良さがあります。それぞれの長所と短所を比較してみましょう。元々の「皮」をなめし加工することによって「皮」から「革」へと変化し…

リビングの主役、ソファの選び方 「形とデザインはその人の個性が出る」

ソファにはシンプルな両アームソファから、部屋の角を利用したコーナーソファ。脚を伸ばせるシェーズロング。背もたれがローバックまたはハイバック。座・背・アームに可動するファンクション機能をもたせたり、ベッドに変身できるものなど、ソファの形のバ…

リビングの主役、ソファの選び方 「サイズで寛ぎ方が違ってくる」

家の間取りを見ながら家具のレイアウトを考えるのはとても楽しい時間です。家族構成やライフスタイルを思い浮かべ、収納力のあるリビングボードを壁一面にセットしたり、ダイニングテーブルにはエクステンション機能をプラスしたり、ソファは脚を伸ばせるカ…

Touch on Wood. 木に触れる生活 「突板・パーティクルボード・MDF」

「Touch on Wood. 木に触れる生活」の最終回は「突板」「パーティクルボード」「MDF」です。これまで紹介してきましたナラ、ウォールナット、ビーチなど無垢材としてよりも突板として家具に使われることの方が多いです。突板というのは原木を大きなカンナの…

リビングの主役、ソファの選び方 「ソファの内部構造ってどうなっている?」

家具を選ぶとき一番多く予算を組むのがソファです。お客様がみえたときや自分の寛ぎの時間を大切にしたいということからなのでしょう。間違いはないのですが、全体のバランスを考えることも必要です。ベッドは1日のうちの1/3を費やすものです。しかも快適な…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.5 「ショールームは6,000㎡」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.5 「ショールームは6,000㎡」 ヒュルスタ本社のショールームは1階、2階合わせて6,000㎡あり、ここで全てのファーストラインの「hülsta 」と、セカンドラインの「now!」を見ることができます。 <ショールーム専用の地図>ショ…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.10 「思い出いろいろ」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.10 「思い出いろいろ」 今回の「ドイツ、ヒュルスタ滞在記」を書いていて、そういえばあんなこともあったなあ、こんなこともあったなあと、思い出すことがたくさんありました。最終話は、そんな思い出をいくつか集めてみました…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.9 「時には観光も楽しました」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.9 「時には観光も楽しました」 商品を知ることも大事ですが、文化を知ることも大切なことです。日本からヒュルスタの取り扱い店の方たちが来ると、できるだけドイツの文化に触れてもらいたく、観光をブッキングすることがあり…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.8 「furnplan(ファーンプラン)」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.8 「furnplan(ファーンプラン)」 私がヒュルスタに入った2003年頃は、まだ3Dプランニングソフトがありませんでした。そのため、家具のプランは手書きでパース図面を書き、パーツの価格表を使って、一つ一つ使用パーツを書き…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.7 「グループ企業を訪問」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.7 「グループ企業を訪問」 ヒュルスタの正式名称は「hülsta-Werke Hüls GmbH & Co. KG」。有限合資会社で、非上場企業です。ドイツでは、大きな会社であっても上場していない会社があります。例えば世界的な工具メーカーのBOSC…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.6 「ファーストライン『hülsta 』は一流品の証」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.6 「ファーストライン『hülsta 』は、一流品の証」 ヒュルスタには、ファーストラインのオーダーメイド「hülsta」と、セカンドラインのキャッシュアンドキャリー「now!」があります。6,000㎡あるドイツ本社のショールームでも…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.4 「憎めないキャラクター、ウェーバー」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.4 「憎めないキャラクター、ウェーバー」 ヒュルスタの年間売り上げは、300万ユーロ。その半分をベッドルームの家具が占めています。ベッドルームの家具と言えば、ベッドとワードローブ。ワードローブはヒュルスタのシステム収…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.3 「シュタットローンの夜」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.3 「シュタットローンの夜」 ヒュルスタのあるシュタットローン、隣町のズートローンに滞在していると、夜はとても長く感じます。長閑な田舎町なので、夜を楽しむような娯楽がほとんどありません。仕事で行っているのだから仕…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.2「ヒュルスタ本社」

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.2「ヒュルスタ本社」 朝8時から夕方の5時まで。これがヒュルスタ本社の勤務時間です。本社にはショールームと工場が併設されています。ショールームは、広さが6,000㎡。 ショールームは回遊式になっているため、順路を追って見…

ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.1「初めてのヒュルスタ本社」

私がヒュルスタに在籍していたのは、2003年から2013年の約10年。その間、商品知識習得のための研修や、日本からのお客様をご案内するために、ドイツ本社を何度も訪問しました。初めてのドイツの時は、勝手がわからず、特に緊張したことを覚えています。ドイ…

テーマ一覧

ヒュルスタに在籍中、本社で研修を受けるため、ドイツを訪れることが何度かありました。ヒュルスタの製品や哲学を理解するとともに、その時感じた日本とドイツの文化の違いや、旅の思い出を綴ってみました。 現代人はあらゆる環境からストレスを受け続け、睡…