Touch on Wood. 木に触れる生活 「魂の木、タモ」

広葉樹の中でナラと同じく古くから内装材や家具などに使用されてきたものの一つにタモがあります。
タモは、モクセイ科トネリコ属。学名の「Fraxinus sieboldiana」は日本でも有名なドイツ人医師シーボルトがつけたと言われています。
英名は「Ash：アッシュ」。
別名「トネリコ」。
高さは30メートルを超え、胴回りも太い巨木となります。
北欧神話の宇宙樹「イグドラシル 」はこのトネリコの木を指します。

枝は天空をささえ，根は冥府にのびる。そして人間の男はトネリコの木から作られたと。ちなみに女性はニレの木から創られたとされています。

 
タモの特徴は清潔感のある淡い色合いとはっきりとした木目を持ち、加えて重硬で強靭、弾力性に富んでいます。

このことからタモは野球のバットやボートのオール、ホッケーのスティック、テニスのラケットなどにも利用されています。

ちなみにイチローはオリックスに入団した翌年からずっと全長850mm、ヘッドの直径60.5mm、グリップ直径24mmのオリジナルモデルを使用し続けています。
まったく変えることをしないところにストイックさと頑固さを窺い知れますね。


家具の分野においても椅子のフレームやテーブルなど幅広く使用されています。
ヒュルスタでも「now!no.14」のダイニングテーブルやhülsta-range「Cutaro」のベッドフレームに使われています。

  now!no.14 dining table

  CUTARO bed room

タモの語源は、粘りのある弾力性から「たわむ木」転じて「タモの木」となったのが一般的ですが、ヨーロッパの神話同様、日本でも巨木信仰、樹齢信仰の対象となり、「魂の木」から転じて「タモの木」となったという説もあります。
まさに「Touch on Wood.」にふさわしい木と言えますね。


お問合せ先
hülsta planning center 日本橋
interior shop RHINO creation
Web : http://www.rhino-creation.com/
Mail : info@rhino-creation.com
東京都中央区日本橋浜町1-12-9　日本橋浜町ビル1F
Tel.03-5829-8188