眠りのゼミナール 「睡眠周期『レム睡眠・ノンレム睡眠』って何?」

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眠りのゼミナール
「睡眠周期『レム睡眠・ノンレム睡眠』って何?」

 

眠りには周期があります。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」。
この2つが周期的に繰り返されます。
では、この「レム睡眠」「ノンレム睡眠」とはどういうものなのでしょうか?

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| レム睡眠・ノンレム睡眠のメカニズム
REM
睡眠は正式には「Rapid Eye Movement Sleep(急速眼球運動睡眠)」と言います。体は眠っている状態で、脳は活動している。体は動かないけど、眼球だけが急速に動いているのでこの名前が付いています。いわゆる「体の眠り」です。その日に起こった膨大な情報を脳が整理しているので、夢を見たり金縛りにあったりするのが、この時です。


一方NON REM睡眠、「Non Rapid Eye Movement Sleep」は、「脳の眠り」と言われています。脳の中でも中心部分の脳幹は起きていますが、大脳はしっかりと休んでいます。体が起きているので、寝返りをうったり成長ホルモンを分泌したりします。実はこのノンレム睡眠がとても重要なのです。

 

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| ノンレム睡眠の4階層目
先ず人は入眠すると、ノンレム睡眠へと移行します。
このノンレム睡眠には4階層あり、一番深い4段階目において成長ホルモンが分泌され、良質な睡眠が取れます。
この4つ目の段階は、子供の頃には60分ぐらいあったものなのに、年を重ねるごとに減り続け、40代や50代になると、わずか10分ぐらいしか取れなくなってしまいます。「寝る子は育つ」、言葉の通りなんですね。

肌の生まれ変わり(細胞の再生化)や怪我からの早期回復のためにも、大人は少なくなってきた4段階目の深い睡眠をしっかりと取らなければいけないのです。
特に女性にとっては切実な問題です。
しかもこの深い4段階目の睡眠は必ず取れるものでもないのです。

  • 暑さや寒さといった寝室の環境
  • お酒の飲み過ぎ
  • カフェインの摂取
  • 激しい運動

以上のような要因によって、4段階目に到達できないこともあるのです。

 

1回目のノンレム睡眠で取れなかったから、2回目で取れればいいやというものでもありません。4段階目の深い睡眠が取れるチャンスは、最初のノンレム睡眠時だけなのです。

 

| ノンレム睡眠時の寝返り

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前回の中で、背骨の椎間板に水分を吸収させるためにも寝返りをうつことの必要性を述べました。
寝返りには2つの種類があります。

  • 意識的な寝返り
  • 無意識の寝返り

硬い寝具で寝ているとき、その痛みからくる寝返り。これは意識的な寝返りなので、脳が覚醒し、ノンレム睡眠が中断されます。
一方、無意識の寝返りは、寝具の適度な反発力を利用し、起こる寝返りなので、脳は覚醒せず、ノンレム睡眠も中断されません。
だから無意識に適度な寝返りをうつことのできるベッド。これが優れたベッドと言えるのです。

次回はみなさんお悩みの枕とベッドの関係についてです。


<今日のポイント>
深い眠りを取ることが、若さを保つ秘訣

 


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2016.07.21投稿改訂