眠りのゼミナール 特別寄稿Ⅰ「ポケットコイル、ウォーターベッド、ウッドスプリング、低反発マットレス、結局どれがいいのか?」

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眠りのゼミナール 特別寄稿Ⅰ
「ポケットコイル、ウォーターベッド、ウッドスプリング、低反発マットレス、結局どれがいいのか?」

ベッドを購入するにあたって、いろいろあるタイプのベッドの中からどれを選んだらいいのかを迷われている方がたくさんいらっしゃいます。
ポケットコイル、ダブルクッション、ウォーターベッド、ジェルベッド、ウッドスプリング、低反発マットレス…
これらの中で、どのタイプのベッドが一番良いのでしょうか?

 

| ウォーターベッド

先ず、体圧分散という切り口からベッドを判断すると、おそらくウォーターベッドが一番優れているといっていいでしょう。
水に浮いているわけですから、身体にかかる圧力はあまり感じられないものです。
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しかしこのウォーターベッド、寝返りをうつのに適しているとは言えません。
何故なら寝返りをうつためには、ある程度の反発力がベッドに求められるからです。
私もウォーターベッドで寝たときに、苦労したことを覚えています。

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ウォーターベッドは、病気や怪我などにより同じ姿勢を保つ必要のある患者さん、未熟児の全身治療のために開発されたものです。
同じ姿勢でいても褥瘡(じょくそう=床ずれ)が起きないように作られてたベッドなのです。つまり健康な人が行う寝返りをうつためのベッドではないのです。

ではどうして寝返りをうつ必要があるのでしょうか。
実はこの寝返りの重要性についてあまり触れることがありません。

 

・寝返りの重要性

私たちは日中、立ったり座ったり、歩いたり走ったり、重いものを運んだり、運動したりしています。
これらにより、私たちの背骨の椎間板からその都度水分が放出されます。
だから日中激しい運動をしたりすれば、朝起きた時の身長より縮んでしまっているのです。

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この放出された椎間板の水分を吸収して、元の状態に戻すのが「就寝中の無意識の寝返り」なのです。

硬い寝具で寝ていても、体は圧を感じ、脳が信号を送って、体が寝返りをうちます。これは無意識の寝返りではなく、意識的な寝返りです。
もしもこれがノンレム睡眠の3階層ないしは4階層目であったなら、折角の深い眠りを得て、ホルモンも分泌される段階だったのに、全て台無しになってしまいます。
あくまでも無意識に自然と寝返りをうつことのできるベッド。そのためには寝返りがうち易い適度な反発力が求められるのです。

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あなたが病気でも怪我人でもなく、健康な身体の持ち主でしたら、わざわざウォーターベッドを選ぶ必要はありません。
しかもウォーターベッドは防腐処理のため、定期的に中の水のメンテナンスをしなければなりません。
また厄介なことに、重量計算もする必要もあります。
キングサイズであれば1tほどの重量があります。当然部屋の中央に置くことを避けなければなりません。またワードローブなどの大きな家具を、同じ部屋に置くこともお勧めできません。それほどウォーターベッドは重いのです。
そして当然引越しも厄介です。



| 低反発ウレタンマットレス
ウォーターベッドと同様に寝返りがうちづらいものがまだあります。
それは低反発ウレタンのマットレスです。
低反発ウレタンは「重さと熱」により体が沈み込むという特性がります。
そのため、一度その体勢でマットレスのくぼみが形成されてしまうと、寝返り後の新しい体勢に低反発マットレスはすぐに反応できません。
結果、寝心地の悪さから元の体勢に戻ってしまうのです。

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・蒸れて暑い

また低反発ウレタンはその高い高気密性から、通気性があまり良くありません。
夏はとても蒸し暑いです。
冬は熱伝導による沈み込みの効果が薄いので、硬く感じます。もしも低反発ウレタンのマットレスを使うのであれば、ホテルのようなセントラルヒーティング環境下であることをお勧めします。


これまでの医療現場では、床ずれを防止するために低反発ウレタンのマットレスを採用してきましたが、近年低反発ウレタンが毛細血管を圧迫することで、床ずれを起こすことが判明しました。

 

 

| ポケットコイルベッド
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点で支えるとアピールするポケットコイルマットレス。
現在日本で一番主流となっているマットレスです。
基本的に、アメリカ資本のベッドメーカーなのですが、日本国内で製造されているのがほとんどです。
しかも最高タンクに位置付けられているシモンズは、アメリカ本国では倒産していて、日本でのみ販売されているベッドなのです。
例えば、シモンズで好みの柔らかめのマットレスを見つけても、全体が柔らかいため、お尻が沈み込んでしまいます。これは柔らかい=体重の軽いという方程式によるもので、想定される人以外には向かないのです。


また柔らかさはマットレストップの詰め物で作り出されるので、通気性はかなり落ちます。マットレスの下には床板という板があり、上下の通気は全くありません。


そして、コイルマットレスは産業廃棄物です。バネ、不織布、ウレタン、キルティングで構成されている一般的なコイルスプリングのマットレスは、廃棄するときに細かく分別して処理しなければならず、従って産業廃棄物となります。



| ウッドスプリングベッド

ところであなたは洋服を選ぶときに、何を基準に選びますか?
デザインや色、素材は勿論ですが、大前提となるのはやはりサイズですよね。
自分の体型にあったサイズの中から、気に入ったデザインや色や素材のものを選ぶ。
まあ、究極はオーダーメイドになるのでしょう。

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ではベッドはどうでしょう?
残念ながらほとんどのベッドは、一般的な体型に合わせたものとなっています。
人間工学に基づいたと言っていても、体の各部位ごとにかかる重量比率を反映させ、各ゾーンごとに硬さ調整されたものはほとんどありません。何故ならば、柔らかめのベッドを選ぶと、それは体重の軽い人向けに設計されたもので、そのベッドに横になると、おしりの部分が深く沈み込んでしまうからです。

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そこで私がお勧めするベッドは、
高反発ウレタンとウッドスプリングのコンビネーションのベッドです。

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・高反発ウレタンマットレス

ヒュルスタ社のマットレスは、体の部位に合わせて7つのゾーンに分け、ゾーンごとの表面のカットを変えることで適切な硬さとサポートを実現しています。
またシングルサイズのマットレスで、1枚当たり200個の上下の通気孔が開けられており、優れた通気性が寝苦しい暑い夜も、気にせず快適に眠ることができます。
これらはヨーロッパ特許のため、他社が真似できない先端技術と言えます。

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マットレスの中身はウレタンのみでできています。
そのため不要になったときは適当な大きさにカットして普通にゴミに出せます。ドイツらしいエコロジーの考え方です。

・高性能ウッドスプリング

次にこの高反発ウレタンマットレスの下で、しっかりと身体を支えてくれるのがウッドスプリングです。
このウッドスプリングは、荷重のかかる腰とお尻の部分に2枚の板を重ね、スライダーと呼ばれるアジャスターで、一人一人の体型や好みの寝心地に合わせてカスタマイズできる機能があります。まさにオーダーメイドの寝心地が得られる「究極のスリープシステム」なのです。
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「LEVEL FLEXⅡ」は、肩の部分もより深く沈み込むよう設計されているので、体重の軽い女性の場合でも理想の背骨のラインが作れます。
ウッドスプリングの本数、調整できる箇所の数、全てにおいて他のウッドスプリングを凌駕しているのが、ヒュルスタのウッドスプリングなのです。

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ヒュルスタのウッドスプリングには

  • フィックスタイプ
  • 手動式アジャスタブルタイプ
  • 電動リクライニングモータータイプ

から選ぶことができます。

 


| ラテックスマットレスのベッド
最後にラテックスマットレスについて少しだけ。
ヒュルスタもかつてラテックスのマットレスを製造していました。しかし今は製造していません。それは何故か?

  1. ウレタンに比べて通気性が大きく劣ること
  2. ラテックスによる強いアレルギーで深刻な症状に陥る人がいること

ヒュルスタは、ラテックスマットレスを製造していたときも、特許である上下の貫通穴を多く開けることで、通気性の悪いラテックスであっても、少しでも通気性を上げる工夫をしていました。
またアレルギー対策としても、ラテックスの原料に抗アレルギー処理を施していました。しかし結局のところ、ヒュルスタはより良い素材を提供することを優先したため、ラテックスマットレスの製造を中止しました。

 

 

| まとめ

これまで私はいろいろなタイプのベッドを体感したりしてきましたが、行きついたのはヒュルスタのウッドスプリングと高反発ウレタンマットレスでした。
他にもウッドスプリングを製造しているヨーロッパのメーカーがあります。
しかし製品の強度やクオリティから判断すると、「made in Germany」にこだわるヒュルスタのウッドスプリングとマットレスがNo.1でしょう。
自信を持ってヒュルスタのベッドをお勧めします。


ヒュルスタのベッドは、下記にて詳しく知ることができます。

www.rhino-creation.com



お問合せ先
hülsta planning center 日本橋
interior shop RHINO creation
Web : http://www.rhino-creation.com/
Mail : info@rhino-creation.com
東京都中央区日本橋浜町1-12-9 日本橋浜町ビル1F
Tel.03-5829-8188

2016.07.21投稿改訂