壁を楽しむために、壁を知る -追加投稿「モールディングで壁を意匠」

f:id:rhino-blog:20150405143855j:plain

f:id:rhino-blog:20150405143856j:plain

上の2つの写真、違いは何でしょう?
コンサバティブな空間とモダンな空間。
ある意味合っていますが、正確にはモールディング、ケーシングによる壁の装飾の有る無しです。

壁を楽しむために、壁を知る -追加投稿
「モールディングで壁を意匠」

f:id:rhino-blog:20150213163603j:plain

モールディング(molding)とは、型や枠で家の内装をデザイン化するものです。

  • 床との境
  • 天井との境
  • 腰高の付近
  • 窓やドア

など統一感を持たせつつ、意匠性を高める役割をします。

 

例えば、天井と壁の境目部分に付けるものは、セイリングモールディング(Ceiling molding)
セイリングモールディングでも、特に45度に傾斜させた装飾は王冠のように見えることから、クラウンモールディング(Crown molding)といいます。

 

床と壁の境目部分に付けるものは、ベースモールディング(Base molding)日本でいうところの幅木がこれに当たります。

 

壁の腰高部分に付けるものは、キャップモールディング(Cap Molding)と呼ばれ、腰壁の継ぎ目を上から被せて隠す役目をしたことからきています。

 

腰高でも少し下、椅子の背もたれが当たることで壁を傷つけないように設置した装飾材をチェアレイル(Chair rail)と呼びます。

 

また特に額縁のように枠組みされたものをケーシング(casing)と言い、ドアやホール、窓などぐるっと囲むように装飾します。さらにトップ部分をよりデコラティブにすることで重厚感を持たせることもあります。

f:id:rhino-blog:20150213152158j:plain


このように単調な壁も、モールディングでアレンジすることで、表情が裕になり、印象もがらりと変わってきます。
装飾をより豪華にすれば、まるでヨーロッパの宮殿のような雰囲気にもなります。

f:id:rhino-blog:20150405143903j:plain

やり過ぎるとエレガントを通り越してしまいますからご注意を。


逆に壁の色とモールディングを同じにすれば、モールディングの強い主張は消え、光の陰影を楽しむことができます。

f:id:rhino-blog:20150217121748j:plain

 

 


ちなみに壁だけでなく、天井にも意匠を施すことがあります。
f:id:rhino-blog:20110611194612j:plain
ロゼットは基本的には天井装飾を指しますが、このようなパネルモールドの角に小さなコーナーアクセントとして装飾するもののこともロゼットといいます。
教会やお屋敷などにある装飾、まさにこれがロゼットです。

日本の壁は、石膏ボードで仕上げられているのがほとんどです。
そのためヨーロッパと同じように壁に意匠を施すことが、物理的にできないケースもあります。しかし、壁の構造を知ると、全く不可能ではないことがわかり、壁を楽しむことに挑戦したくなります。お気軽にご相談ください。



問合せ先
hülsta planning center 日本橋
interior shop RHINO creation
Web : http://www.rhino-creation.com/
Mail : info@rhino-creation.com
東京都中央区日本橋浜町1-12-9 日本橋浜町ビル1F
Tel.03-5829-8188

 

f:id:rhino-blog:20150405143904j:plain

2016.07.23投稿改訂