リビングの主役、ソファの選び方 「サイズで寛ぎ方が違ってくる」

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家の間取りを見ながら家具のレイアウトを考えるのはとても楽しい時間です。
家族構成やライフスタイルを思い浮かべ、収納力のあるリビングボードを壁一面にセットしたり、ダイニングテーブルにはエクステンション機能をプラスしたり、ソファは脚を伸ばせるカウチタイプにしたり、ピクチャーレールで絵を飾り、窓際にはグリーンを配置。
こんな風に限りなく想像は膨らんでいきます。
ソファはアームチェアと呼ばれる一人掛けソファ。W180cmぐらいまでが二人掛けソファ。それ以上が三人掛けソファに分類されます。
W180cm以上でも座クッションが2つにセパレートしているため、実用的にはゆったりとした二人掛けであったり、アーム幅が広く取られたデザインにより、座面の有効寸法から必然的に二人掛けになるものもあります。
最近のマンションや一戸建ては建築の構造技術の向上により、柱や壁面の少ない大空間が生まれ、独立型のキッチンと対面カウンター、ベランダに面して一体型のリビングダイニング、図面を見ると広く見える間取りでも、いざ家具を配置してみると、あっという間に導線の取れなくなってしまう空間がものすごく増えています。
主役であるべきソファも配置に頭を悩ませることに。結果、欲しかったデザインのソファを諦めることになったり、サイズダウンや希望の形を選べなかったりしてしまうのです。
こんなときに役に立つのが3Dプランニングソフトです。

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図面の上での面的なレイアウトよりも、三次元的にビジュアルで見ることでより理解が深まります。
リビングへの設置可能サイズが決まったとしても、もう一つ確認しなければいけないことがあります。
それはリビングまでの搬入経路です。リビングの入口、廊下、階段、玄関、エレベータをチェックすることを忘れないでください。
ソファには幅、奥行き、高さがあります。ソファを横にしたり、寝かせたり、時には立たせたりして搬入するのですが、ドアが邪魔で入らなければドアを外し、エレベータが使えなければ階段を、階段が使えなければつり上げを、場合によってはクレーン車を導入してまで搬入します。
以前ソファをお買い上げいただいたお客様宅は、3階のリビングに入れるため、クレーン車を想定したものの電線が邪魔で道路側のベランダに入れられず、庭から3階のベランダまで人海戦術で吊り上げたことがありました。
当然配送料金に追加料金が発生します。最悪のケースは、搬入できず、キャンセル料金が発生したり、オーダー商品のため返金されずということにもなりかねません。
念には念を入れましょう。心配であれば、リビングの寸法だけでなく、家全体の図面を持って相談に行くか、事前に現場確認をしてもらうのがいいでしょう。

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次回は「形、デザイン」についてです。
お楽しみに。


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