ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.9 「時には観光も楽しました」
ドイツ、ヒュルスタ滞在記 vol.9
「時には観光も楽しました」
商品を知ることも大事ですが、文化を知ることも大切なことです。
日本からヒュルスタの取り扱い店の方たちが来ると、できるだけドイツの文化に触れてもらいたく、観光をブッキングすることがありました。
ヒュルスタのあるシュタットローン近郊だけでなく、ケルンやデュッセルドルフやミュンスター、あるいはオランダへと観光案内しました。
私も初めてヒュルスタに行ったときは、週末の休みを利用して、一人でデュッセルドルフとケルンを回りました。この2都市は東京と横浜ぐらいの近さなので、一日で回ることができます。その他の都市と合わせて、観光したドイツの都市を簡単に紹介します。
Köln(ケルン)
ケルンは毎年1月に家具見本市が開かれ、世界中からインテリア関係者が集います。家具が中心の展示会で、もちろんヒュルスタも出展しています。
ケルンといえば、やはり大聖堂でしょう。世界遺産にもなっています。
13世紀に着工し、完成までに600年を要したゴシック建築の最高峰、ケルンカテドラル。その大きさに圧倒されます。
塔のてっぺんまでひたすら螺旋階段を歩いて登ると、ライン川が眼下に見え、とても爽快な気分になります。
大聖堂はケルン駅のすぐ近くにあり、駅のホームからも見ることができます。乗っていた電車から降りて、駅のホームで写真撮影中に電車が行ってしまった取引店の方もいました。
大聖堂の周りはお土産物屋さんやビヤホールで大変賑わっています。ビヤホールでは、独特の雰囲気を味わうことができます。ジョッキやグラスに注がれた大量のビールが、民像衣装を着た女性たちによって、ひっきりなしにテーブルへと運ばれて来ます。シュタットローンでは食べられなかったソーセージも、ここでは食べられます。
ドイツのグラスには、上から2、3㎝のところにラインが引いてあります。これはこのラインまでビールが入っていないといけないという法律です。注ぎ足りないビールや泡がいっぱいのビールは法律違反となります。
Berlin(ベルリン)
首都ベルリン。
ヒュルスタからは距離があるので、デュッセルドルフから格安国内線で移動しました。
ブランデンブルグ門。
国会議事堂。
ベルガモン博物館。
ベルリン大聖堂。
ムゼウムスインゼル(博物館島)。
ベルリンの壁。
そして電車でちょっと足を伸ばしてサンスーシ宮殿。
ベルリンは観光する場所がたくさんあります。私が行ったときは、気持ちのいい初夏の季節だったので、くたくたになるくらい歩きました。
ベルリンは夜も楽しめます。日本では高くて躊躇してしまいがちなコンサートやオペラのチケットが、気軽な値段で買えるのが嬉しいです。
劇場も歴史的な建造物から近代的な建造物まであり、バックヤードツアーでは普段入ることのできないところを案内してもらうのも楽しいです。
Frankfurt(フランクフルト)
フランクフルトは、毎年1月にアンビエンテ、国際家具見本市が開かれ、世界中からインテリア関連のバイヤーが集まります。ケルンの展示会よりも雑貨がメインとなる展示会です。
1月のデュッセルドルフは、-20℃になることもあり、建物の外に出るとそれはそれは凍えるような寒さです。フランクフルトでは空港に隣接しているホテルにステイするのもありです。長時間のフライトの疲れを早く取るために、空港内の売店でビールとデリカを買い込んで、即効お風呂に入って寝る。アンビエンテ会場までは電車で移動するので、外気に触れる時間が少なくて済みます。
フランクフルトは大都市でありながら、とても観光がしやすい街です。フランクフルトでは路面電車をよく利用します。ヨーロッパの都市では、路面電車が走っているところが多く、景色を楽しみながら安い運賃で移動できるので、とても重宝します。目的地まで利用することはもちろん、ただあてどなく車窓の景色を眺め、気になったところで降りてみる。そんな気の向くままの旅もいいものです。
München(ミュンヘン)
ドイツの南部の大都市ミュンヘン。
最近私の中でのマイブームは、ミュンヘン空港をトランジットで使うこと。スペインからの帰り道、チェコからの帰り道、あえてミュンヘンでトランジットして日本に帰る。
何故ならば、ミュンヘン空港にはエアブロイ、ビール醸造所があるからです。
生ハムとソーセージを食べながら、できたてのビールをあおる。帰りの飛行機の搭乗までの時間を、このエアブロイで過ごすのは格別です。
ということでミュンヘンはトランジットのみで、実は市内観光をしたことがありません。
デュッセルドルフも観光したのですが、日曜日だったこともあって、街を散策し、ライン川沿いの骨董市を見て回ったことぐらいしか記憶がありません。
ヒュルスタのあるシュタットローンには、これといった観光名所はないのですが、早起きしてパン屋さんを覗いたり、ついつい散歩したくなる街です。
日曜日にはホテルで自転車を借りて、国境を越え、オランダまで片道1時間。教会の広場を中心に開かれるマーケットで買い物したり、観光したり、食事したり、のんびり過ごすのも楽しいです。
※2017年3月31日改訂